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クリアまでプレイしたゲームの感想を置いてます

グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(格闘ゲームパート)

■2024.12.31 更新

■スマホ向けRPG「グランブルーファンタジー」に登場するキャラクターで格闘ゲームが楽しめる「グランブルーファンタジーヴァーサス(GBVS)」シリーズの最新作。格闘ゲームの他にフルボイスのオリジナルストーリーモードや多人数で楽しめるパーティゲームが追加など盛りだくさんな内容。今回は格闘ゲームパートのランクマッチを6000試合、マスター到達までプレイしたレビューになります。結構苦労しました・・・。

『Granblue Fantasy Versus: Rising』 #10 発売日告知トレーラー

タイトル名:グランブルーファンタジーヴァーサス -ライジング-(格闘ゲームパート)
パッケージ

発売日:2023年12月14日
ジャンル:対戦アクション&パーティー
プレイした機種:PS5
クリア(マスター到達)まで:350時間
プレイ期間:2023年12月~2024年12月
レビュー日:2024/12/31

result 総評

グラブルの派生作品ではあるが格闘ゲームとして単品でしっかり楽しめる作品
スマホRPG「グラブル」を原作とした格闘ゲーム「GBVS」の最新作。2020年に発売した前作をベースにしつつゲーム性を完全に作り直した続編「GBVSR」として発売。前作の地上戦をメインとしたジリジリした緊張感のある格ゲーから一変、今作で追加された「アルティメット技」をはじめとする攻撃的な新システムの数々によってハチャメチャな格ゲーへと変化している。

基本はシンプルな操作性で、必殺技もワンコマンドで出せるのが特徴。従来の格闘ゲームで必要なコマンド入力を覚える必要が無いのでキャラを動かせるようになるまでが短時間で可能。コマンド入力に馴染みがない格ゲー初心者にとってやさしい設計となっている。とはいえある程度対戦で勝ちたいとなってくると簡単ではないので注意。あくまで「キャラを動かすまでの敷居が低い」くらいの認識と思ってほしい。

シンプル操作ではあるもののプレイを重ねると覚える要素は多いことに気づく。格闘ゲームとしての奥深さやこのゲーム独自の要素もしっかりあって「グラブル」をあまり知らなくても格闘ゲームとして単品で楽しめる内容だと感じた。攻めと守りの入れ替わりが激しく、一瞬のミスで勝敗がひっくり返るような激しいゲーム性はなかなか中毒性がある。他の格ゲーでは得られない栄養素がこのゲームには存在してる。

他にもグラブル本編のシステムを模したRPG風ストーリーモードがあったり最大30人同時プレイ可能なパーティゲームがあったりと盛りだくさん。それらの内容を格ゲー部分も含めひと通り体験できる無料版も用意されているので間口が広い。興味があればまずは無料版でストーリーやパーティゲーをプレイしてそのついででいいので格ゲー部分も触ってみるのもどうでしょうか。インストールするだけでもいいのでどうかお願いします。

good 良かったところ、気に入ったところ

・ワンボタンで簡単必殺
正確に書くと「ワンコマンドで必殺技が出せる」なんだけど。アビリティボタンと方向キーの組み合わせで多彩な技を出すことが出来てド派手な演出の奥義、解放奥義も複数ボタンを同時押しするだけで発動可能。従来の格闘ゲームで技を出すために必要不可欠だったコマンド入力がほとんど必要なく楽しめる内容になっている。そういう部分では気軽にプレイ出来る格闘ゲームの部類にあたるかも。ちなみにコマンドでも技は出せるので従来の格ゲー感覚で楽しむことも可能。

・プレイアブルキャラが多い
前作GBVSの初期使用可能12キャラからいろいろ追加され、今作では最初から28キャラが使用可能。現在(24年12月)配信済のDLCキャラを含めると合計32キャラとかなりのキャラクターが用意されている。今後もDLCでキャラが追加されていく予定なのでどういったキャラが追加されていくのか期待が膨らむ。

・ほぼ別物になったゲームシステム
前作GBVSは地上戦メインのジリジリした硬派な内容だったが今作は戦闘システムが一新。「ダッシュ攻撃」「トリプルアタック派生」「ブレイブカウンター」「レイジングストライク」「レイジングチェイン」「アルティメットアビリティ」と多彩なシステムが追加され前作と比べると攻めが強くゲームスピードも速い、かなりエキサイティングな内容に変化してる。操作に慣れてくると一度攻めたらそのままKOまで持ち込めるようなゲーム性がやみつきになってくる。ちなみに前作の「オーバーヘッドアタック」や後期で追加された「タクティカルムーブ」「オーバードライブ」は削除された。本当に別のゲーム。

・ブレイブリーポイント周りのシステムが独特
体力と必殺技ゲージとは別に「ブレイブリーポイント」(以下BP)というものがあってこれが攻めにも守りにも重要になってくる。ラウンド開始時にBPを3ポイント所持していて「レイジングストライク」「ブレイブカウンター」等の各種システムを使用することでBP1消費する。「レイジングストライク」はコンボ火力を大きく伸ばしたり、ガードが出来ない特性を利用してガードを崩したりと攻撃的な使い方が出来る。「ブレイブカウンター」はいわゆるガードキャンセル技で危険な状況を脱出することが可能。「レイジングストライク」をガードしてしまった時も使用可能。

これだけ見ると使う機会があればガンガン使っていけばいいシステムに見えるけど、もう一つの大きい特徴として「BPを消費すると自身の被ダメージが増える」というものがある。BP1使用時点ではダメージ減少は無いけどBP2消費=被ダメ1.2倍、BP3消費=1.5倍とかなり大きめのリスクがある。

これのおかげで、どこでBPを使うかの選択肢が多く「BPを使うとコンボ火力が伸びる」「コンボにBPを使いすぎて被ダメ増加で一気にピンチ」「画面橋に追い詰められた状況で相手の攻めをガードで凌ぐか早めにBPを使って切り返すか」等、BPを攻めで使うか守りで使うかの判断が重要で、状況によって考えることが多く、しっかり奥の深い駆け引きが楽しめるようになっている。ちなみに奥義は「自分のBPを回復し相手のBPを消費させる」特性があり、解放奥義は一気に相手のBPを2奪えるのでどこからでも一発逆転が狙える。

このBP周りのシステムが攻めも守りも苛烈にしていて他の格ゲーとは一風変わったゲーム性を味わうことが出来る。

bad 悪かったところ

・シンプル操作だけど簡単ではない
ワンボタンで簡単必殺、とはいったもののそこまで簡単というわけではないので注意。アビリティボタンを押すだけで技は出るんだけどそれだけだと弱版しか出せない。例えば中版を出すにはアビリティボタン+中攻撃の同時押しが必要。各技は弱版、中版、強版、U(アルティメット)版の4種あってそれと方向キーを組み合わせることになるので使いこなそうとするとそれなりに忙しい操作が必要になってくる。投げやレイジングストライクも複数ボタン同時押しで出るのでそれを合わせると「どのボタン同時押しで何が出るんだっけ?」みたいなことになりかねない。実際自分がそうだった。ボタンを押すだけでいろんなシステムが使用可能ではあるもののシステムが多く、使うボタン数が8個は必要になるので操作に慣れるまでは大変だった。今でも余裕で押すボタンを間違える。

・対処が難しい技が多い
これは具体的に言うとキリがないので詳しくは割愛。シンプル操作で格闘ゲーム入門の決定版(公式談)というのには少し疑問に感じるほどに初心者には対処の難しい技が多い。ひとつ例として初段が下段でそのあと中段が連続ガード、のような調べなければわからないけど調べたらすぐわかる性能の技は初心者を狙い撃ちにしてるので無いほうがいいと思った。

・パッケージ版販売無し
発売日にゲームショップへ行きました。まさかDL版専売とはね・・。

その他 気になったところ、雑感、補足

・無料版あり
無料でプレイ出来るフリーエディションがある。グランは常時使用可能で、ほか3キャラが使用可能。使えるキャラは定期的に入れ替わる。無料版でランクマッチもロビーも出来て普通に有料版ともマッチングするので無料にしてはかなり楽しめる。購入する前に適当に遊ぶのに最適。格ゲー経験者であれば入れ替わる3キャラでずっと遊べるかもしれない。

・最近プレイした格ゲー
スト6をマスターランク、ギルティギアストライヴを天上階オーラ中獲得、で今回GBVSRをマスターまでプレイ済。レビュー内容の参考までに。

オスス どういう人にオススメできるのか

・「グラブル」が好きで格ゲーに興味がある人
・ハチャメチャな格ゲーがやってみたい格ゲー経験者
・無料で格ゲーをやってみたいと思っている人(無料版限定)