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クリアまでプレイしたゲームの感想を置いてます

LOOP8

■2023.06.12 更新

■「ガンパレードマーチ」を手がけた芝村裕吏が企画とシナリオを担当した新作。独特な世界観が魅力だがかなりゲーム内で語られる情報が少ない。逆にそういうところが考察好きにはたまらない、かもしれない作品。

『LOOP8(ループエイト)』オープニング映像

タイトル名:LOOP8
パッケージ

発売日:2023年06月01日
ジャンル:ジュブナイルRPG
プレイした機種:PS4
クリアまで:23時間
プレイ期間:2023年06月
レビュー日:2023/06/12

result 総評

・ストーリーは自力で理解しろ!賛否両論。手さぐりで進めて行くレトロ感あふれる新作ゲーム
まず世界観の説明がほとんどない。ゲームのメインとなる「キャラクターとの会話」を重ねることでその会話の内容から世界観やキャラ設定が少し分かるがそれでも全然足りない。ここはストーリーに期待してプレイを考えてる人は注意。

独特な世界観は大きな魅力を感じるしOPムービーを見た際にはこれからのストーリー展開に大きく期待した。実際プレイするとそもそもストーリーが展開するパートが無い。ゲーム内のテキストはほとんど主人公と他のキャラとの会話のみで世界観やストーリーはそこからプレイヤーが推測するしかない、途中挟まるRPGパートでのボス戦では多少ストーリーに関するテキストはあるものの基本はゲームからの説明はほとんどなくプレイヤー自身がテキストを見て推測するしかない。この手さぐり感は意外と悪くなく、こういうゲームもたまにはアリだなとは思った。とはいえ個人な感想としては世界観が魅力的だったので普通にストーリー展開を楽しみたかったなぁという思いのほうが強め。

逆に、こういった「自分で何とかするしかない感」は最近のゲームには無いもので、昔のゲームをプレイしてる感じがあってこれはこれで良いとも思った。実際プレイした時も基本何をしたら何が起きるかがわからない状態からいろいろ試行錯誤を繰り返していく過程は楽しかった。 けど何度も言うけどやっぱり素直にストーリーが見たかったと思わされる。アニメ化待ってます。

good 良かったところ、気に入ったところ

・手さぐりですすめるレトロ感
独特な世界観なのにまさかの世界観ほとんど説明なしで始まり、さらにゲームとしてやることといえばマップを探索しつつキャラクターへひたすら話しかけることのみ。キャラと交流を深めれば何かしらイベントが起こるんだけど、他には具体的にゲーム内での説明はほとんどなしというストロングスタイル。やることが会話のみと言っても場所や条件で発生するものもあるっぽい、とかキャラの会話内容も重要な内容ばかりでこの説明不足感に逆に面白みを感じる不思議な感覚もある。わりと昔のゲームをプレイしてる感覚と似ていた。今自分がやってることは正解なのかと常に思わされるゲーム性はある意味ゲーム本来の楽しさがあると思った。

・ロープレ要素はシンプル
ゲームの流れとしてはキャラとの会話が主な日常パート、ダンジョン的なものに潜ってボスを倒す非日常パートを繰り返す内容。会話を繰り返すことで上げた親密度によってキャラが強化されてダンジョンでも有利になる。非日常パートでキャラがやられると死亡扱いになり日常パートには登場しなくなるなどのシビアな要素はあるもののロープレとしてはシンプルで分かりやすい。

・クリアしてもほとんどわからない世界観が逆に?
世界観に対しての説明がほとんどなく、キャラとの会話内容から世界観やキャラ設定をプレイヤー自身が推測、理解していく感じが手探りで物語を楽しんでいく感があって良い。最近のゲームにはない感覚。キャラとの会話を繰り返すことでちょっとずつ世界観への理解を進めて行くことが出来るのでちょっとした会話の内容も見逃せない。とはいえ一周クリアしただけでは世界観の把握ですら全然情報が足りないという印象だった。現在発売されてる攻略本の内容やそれに付属してる小説等でゲームに無い情報が見れたりするのでひょっとしたら今後ゲーム以外の媒体でシナリオや設定が保管されていくのかもしれない。考察勢ははかどりそう。

・キャラの3Dモデルがかわいい
ここは文句なし

bad 悪かったところ

・売りとなるループにストーリー性が無い
ゲームの流れとして「ボスに負ける→ループ」を何度か繰り返してエンディングを目指す内容なんだけど、ただゲームとしてキャラの強さが足りなくてボスに勝てないから最初へ戻ってちょっと強い状態でやり直すためだけの存在になっている。「ループを絡めた熱いストーリー展開」は「無い」と思っていい。そういうゲームじゃなかった。

・ストーリーがほんとに語られない
ループに関してもそうだけどそもそも「ストーリー自体がほとんど表現されない」のがもったいない。普通にロープレにあるストーリーが進行するパートがほぼ抜け落ちた内容になっている。ループや世界滅亡というキーワードに惹かれてこの作品に興味を持った身としては思ったのと違う感あり。

・主人公以外のキャラ同士での会話が無い
キャラとの会話も基本主人公との会話だけしかないので主人公以外のキャラがキャラ同士で会話することは基本無い。

・ゲームテンポはあまりよくない
キャラの移動速度が遅い、ロードが入るタイミングが多い、スキップ機能も弱めと快適とは言えないシステムまわりが気になる。周回プレイをするほど気になる要素。

その他 気になったところ、雑感、補足

・ボリュームについて
普通のロープレとしてプレイした感じクリアまで20時間前後。クリア後にもやり込み要素はあるけどそれはこのゲームが気に入った人向けの要素なので普通にロープレとして新鮮な気分でのプレイ出来るのは1周クリアまで。

オスス どういう人にオススメできるのか

・少ない情報をもとに手さぐりでゲームを進めて行く内容に魅力を感じる人
・自分で作品内容を理解、考察することに楽しさを感じる人
・世界観について、かなりの説明不足感を許容できる人